天理教校

教えを学び、道を求める

TENRIKYOKO
since 1900

天理教校の校舎

本科実践課程

教義を修得し布教伝道の力を培う

本科実践課程では、天理教学を基礎から学びます。教理の修得と実践につとめ、寮生活を基盤とした日常から互いに切磋琢磨し、ぢば一条の信仰を身につけます。同時に、各地での布教実修・教会実修を通して、たすけ一条の信仰信念を培います。

修了時に得られる資格
1年次修了 教人登録が可能
2年次修了 教会長資格検定の受験資格

特徴

講義内容

1年次では、原典解釈と教典・教祖伝の講読を通して、教理の基礎理解を深め、おつとめに関する実技、布教の基礎を学びます。2年次には演習形式が増え、天理教学におけるさまざまなテーマを研究し、これからの信仰生活の核となるものを確認します。

講義の様子

布教実修

布教実修1では、布教に歩く力を養うために、自分たちで布教生活を営みます。布教実修2は、布教の家を拠点に布教の基礎を学びます。布教実修3では、卒業後を見据え、自らの拠点となる自教会などで、一人の布教師として歩きます。

教会実修

教会実修は、各地の教会に出向きます。夏冬それぞれ異なる教会に住み込み、その教会で約1月間、青年・女子青年としてつとめます。実際の教会活動、地域における教会の役割など、幅広く学ぶ機会となります。

カリキュラムの一部ご紹介

教祖伝

カリキュラム・教祖伝の様子

おふでさきに基づき、歴史的背景をふまえながら、教祖伝を読み深めます。先人の遺した史料をひもときつつ、ひながたの意味理解を広げます。

日本宗教史

日本宗教史の様子

明治期の宗教事情は、天理教史の背景として重要な意味を持ちます。近代社会の中で宗教がどのように人々に受け容れられたのか、思想史的な課題についても整理します。

天理教校寮

天理教校寮の建物

寮生活は、朝夕のおつとめを中心に、自主自律した信仰生活を身に付ける学びの場です。2年間、道を求める仲間と高め合い、それぞれの信仰心を深めます。

布教実修

布教実修を3回実施します。教祖の教えをいかに実社会に伝えていくのか。実際の布教の現場に身を置いて、自らの信仰と課題に向き合います。

教会実修

教会実修の様子

教会実修を2回実施します。教会の青年・女子青年としてつとめながら、実際の教会活動や地域における教会の役割を学び、神一条の信仰を培います。

講義科目

  • • おふでさき
  • • みかぐらうた
  • • おさしづ
  • • 教典
  • • 教祖伝
  • • 原典学演習
  • • 天理教学演習
  • • 伝道史
  • • 説教学
  • • 教会史
  • • 現代社会論
  • • 世界宗教史
  • • 布教演習
  • • おたすけ演習 ほか

実践科目

  • • おてふり
  • • なりもの
  • • 祭儀式
  • • 雅楽
  • • 月次祭実習 ほか

学生インタビュー

立教183年3月卒業 松尾旬一さん

実践課程の良い所は?
講義、実修、寮生活を通してたくさんの学びがありました。講義では天理教学を基礎から学び、さらに自らテーマを掲げて研究することで自分の理解がより深まったと思います。そして、にをいがけ、ひのきしんに励むなかで、教えを実行するということを深く考えるようになりました。寮生活では、道を求める仲間と共に生活することで、たくさんの気付きがありました。
実践課程で学んだことは?
普段の暮らしのなかに起こるさまざまな出来事に対して教えを基準に判断ができるようになったと感じます。講義で教理を学び、にをいがけに歩くなかで、お見せいただく出来事から何をお知らせくださっているのだろうと考えるようになりました。親神様の親心に気付き、勇んで通ることができるようになりました。