天理教校

教えを学び、道を求める

TENRIKYOKO
since 1900

天理教校の校舎

本科研究課程

天理教学の中心的な教育研究機関

本科研究課程では、天理教学の研鑽を通して、深い学識と研究能力を修得します。各自が研究テーマを持ち、自主的に取り組むことでさまざまな史料に対する知識の幅を広げ、教義的理解を深めるとともに、各自の信仰信念を培います。

修了時に得られる資格
1年次修了 教人登録が可能
2年次修了 教会長資格検定の受験資格

特徴

講義内容

主に演習形式の講義を通して、原典や教典、教祖伝、各種文献を読み深めて、親神様の思召を学び、教えの体系的な理解を進めます。研究を通して自らを見つめ直し、信仰と学識を深めます。

学生研究室

学生の自主的な研究を支援するために、個人専用のスペースが用意されています。天理教学関連資料のほか、宗教学や哲学などのさまざまな関連文献が備えられており、充実した研究環境が整えられています。

天理教学の成果を発信

『天理教校論叢』は、天理教学の論文集として、昭和32年12月に本科研究室から創刊されました。研究課程の講師や卒業生の研究成果がまとめられ、その論文を掲載しています。創刊以来、天理教学の発展に寄与しています。

天理教校論叢

カリキュラムの一部ご紹介

おふでさき研究

おふでさき研究の様子

1年をとおして「おふでさき」の全号を通読します。史実をふまえておうたを読み深め、そこに誌されている思召を学びます。

天理教学研究

天理教学研究の様子

おもに、中山正善二代真柱様の著作を読み深めることをとおして、教えに基づいて判断し発言できる、神一条の精神を学びます。

天理教教義学研究

天理教教義学研究の様子

天理教の教理と信仰に基づいて、人間存在とその生きる意味を求め、「最後(だめ)の教え」の体系的な理解を深めます。

談話会

談話会の様子

学生の活動として、相互に自主的な研究を発表しあう「談話会」をおこなっています。

歩く会

歩く会の様子

学生の自主的な活動として、実地にいろいろな行事や場所を訪ねる「歩く会」をおこなっています。

講義科目

  • • おふでさき研究
  • • おつとめ研究
  • • おさしづ研究
  • • 天理教学研究
  • • 天理教学演習
  • • 教祖伝研究
  • • 天理教教義学研究
  • • 天理教史研究
  • • 宗教学研究
  • • 宗教学演習

学生インタビュー

立教183年3月卒業 髙井吉一さん

研究課程の良い所は?
教えを学ぶ環境が充実しているところです。研究室には、天理教学関連の資料が豊富に取り揃えられ、自由に手にすることができます。また、講師の先生方は、教学研究の第一線で活躍されている先生ばかりで、親神様の御教えとの向き合い方を教えてくださいます。落ち着いた環境のなかで、原典や教祖のひながた、さらには先人の歩みについて深く学ぶことができます。
研究課程で学んだことは?
〝教えの学び方〟を教えていただいたと思います。教理を自分の思い込みで理解するのではなく、原典をはじめとする史料を深く読み込むことが大切だということを学びました。そして、教理の研究を通して、教えを暮らしのなかに織り込んでいくということを、いままでよりも強く意識するようになりました。原典のおことばに込められた親心、それが心に治まってこそのお道の信仰であると思いました。